仏像・仏画の荘厳加飾の技、截金の煌めき。
長谷川智彩の卓越した技はさらなる新境地を拓く。
静謐な魂の昇華へ誘う祈りの世界。
東京に次ぐ地元京都での個展開催!
10:00~18:00 …… 最終日16:00閉廊 |入場無料|
縁あって截金を始めて33年、50歳を迎える節目に、地元京都で個展を開催させて頂けることに感謝申し上げます。
截金作業は、いこった炭に灰をかけ金箔を重ね合わせて炙り焼き箔をつくる。鹿皮を張った板の上に焼き箔を載せて、篠竹て作った竹刀で焼き箔を截り金線をつくる。左手の筆先に金線を巻き取り、右手の筆で糊を付け、彩色した神仏に貼り付け輪郭や模様を描いてゆく…
この祈るような気の遠く成るほど手間のかかる細かな作業は、手先の器用な日本人のDNAと共鳴したのでしょう、仏教美術と共に伝来致しましたが、大陸では受け継がれることはありませんでした。日本では、平安時代 院政の頃には既竹て作った竹刀で焼き箔を截り金線をつくる。左手の筆先に金線を巻き取り、右手の筆で糊を付け、彩色した神仏に貼り付け輪郭や模様を描いてゆく…に成熟を迎え、沢山の仏像や仏画に施され現存しています。
お運び下さいました皆様には、平成時代に描かせて戴きましたマンダラ・神仏画の世界を、しばし思考を休めてご高覧き、截金を通じて神仏の光の世界を感じて戴けましたら幸甚に存じます。
截金師 長谷川 智彩
京都 小丸屋ギャラリー
京団扇の老舗『小丸屋住井内』内
京都市左京区岡崎円勝寺町91-54 /Tel.075-771-2229
[アクセス]
◉京都市営地下鉄東西線「東山駅」より徒歩8分
◉京阪「三条駅」より徒歩15分
◉ 京都駅前よりバスで「神宮道」下車1分